2024-01-01から1年間の記事一覧

日本国(大日本帝国)の後始末

未曾有の円安が日本円という通貨の価値そのものを破壊している。勿論、これはあくまでも米ドルやユーロといったハードカレンシー(強い通貨)に対する通貨安であり、それ以外の通貨に対する通貨安ではないのだが、それでも曲がりなりにハードカレンシーの一…

(良識ある個の)自由(によって成り立つ繁栄と平和を)保守(するために戦う)主義

まず、今回の記事タイトルについてだが、括弧がやたら多く、しかも長ったらしくて読みにくいと思うかもしれない。だが、どうか許していただきたい。この記事タイトルは、私が「自由主義」および「保守主義」という政治思想に対してどう向き合うか、悩みに悩…

西鉄佐賀新線と福佐道路の建設を!

佐賀県佐賀市に「億ション」ができ、売れ行きも順調という、俄かには信じがたいニュースが飛び込んできた。最上階の1億円を超える2つの居室は既に完売し、残りの部屋も最低2900万円からという、立地の良さを勘案しても周辺の相場と比較して桁違いに高級なマ…

関西コンサート会場問題とエンタメ産業の構造的矛盾(2)

※この記事は「関西コンサート会場問題とエンタメ産業の構造的矛盾(1) - スカーレットの雑記帖」の続きです。 前回記事の概要:関西圏に大規模な(といっても1万5千席クラスの)アリーナが存在しないことは確かに問題であり、それに関しては既存アリーナやプ…

関西コンサート会場問題とエンタメ産業の構造的矛盾(1)

関西圏に大規模アリーナの建設を! 先日、関西圏を中心とする都市開発クラスタの間で、衝撃的なニュースが飛び交った。発端はOsaka Metroの森ノ宮新駅に併設される予定のコンサート会場の整備計画に対する見直しを求めた以下の記事である。関西圏に1万5千席…

記事が書けなくてごめんなさい

またも皆さんにお詫びをせねばなりません。実は、ある程度書き溜めていたブログ記事の下書きがあったのですが、最近のあまりにも慌ただしい情勢を見るに、こんな悠長な記事を書いている暇はあるのかということになり、急遽ボツにさせていただきました。本当…

病気を治すということ

実はこの記事を書く1〜2週間ほど前、インフルエンザを発病し1週間近く寝込んでいた。おそらく大切な友人を救うべく奔走した結果無理が祟った結果体調を崩してしまったのだろう。幸い、まず体温を測るとか、高熱ならお医者さんに診てもらうとか、こまめにうが…

グローバル時代の新国家論(4)〜国家はどうあるべきか?

国家は邪魔者である、でも今すぐには無くせない 既に何度も述べたことだが、グローバル時代における経済の主役は「都市」であり、都市どうしの競争がグローバル経済を活性化することは言うまでもない。そして、国家(中央政府)の介入がそれらに冷や水を浴び…

大場より急場、そして凡事徹底

まず読者の皆さんにお詫びです。本来はこのタイミングで公開する予定だった「グローバル時代の新国家論(4)」ですが、もう一回だけ延長させてください。いや、いつ書けるようになるかもわからないんで、しばらく「休載」することにします。何かもう、ホンマに…

ブログ更新の滞りに対するお詫び(というか言い訳)

この度はブログの更新が滞ってしまったことをお詫び申し上げます。 いや、ここまでブログを書いていない間何やってたんだという気持ちにもなりますよね。Uber稼働で忙しかったからブログを書けなかったとでもお思いでしょうか。残念ながら全然違います。プロ…

グローバル時代の新国家論(3)〜大阪の復活が日本を救う

大阪はいかにして復活したか 今やインバウンドバブルと2025年の万博に向けた開発ラッシュで日本一活気に溢れている都市であると言える大阪であるが、2007年まではありとあらゆる負のイメージに汚染され長い低迷期に喘いでいたのも事実である。実際、現代の大…

グローバル時代の新国家論(2)〜東京の時代の終わり

東京が「南に偏っている」理由 前回の記事で、東京は「ランドパワー(大陸国家)的」な都市であると述べた。今回の記事ではまずその点について論じるところから始めたい。 そもそも、東京(江戸)という都市が今のような世界的巨大都市になったのは、元を辿…

グローバル時代の新国家論(1)〜中央集権と権威主義の終わり

中央集権はもはや用済みである 前回の記事において、グローバル化とは分権化であると述べた。より詳しく言うと、グローバル化時代というのは自立した経済圏を持つ都市が主役となる時代であり、それまで国家が持っていた権力が都市(地方)に移譲されるという…